「第37回民医連の医療と研修を考える医学生のつどいFinal Quartar」に山梨県に行ってきました。学生は、愛媛大学医学部1名、職員が3名が参加しました。全体では、医学生が約130名、職員(医師、看護師、他職種、共同組織)等を合わせると約340名の参加でした。
今回のテーマが「いのちの平等」~私たちは患者さんの願いをかなえたい~地域とともに歩む民医連の実践~です。はじめに城北病院 柳沢医師から「いのちの平等~実践から民医連を考える」と題して学習講演がありました。戦時中の平均寿命の短さ、東日本大震災の直接死・関連死の人数、福島の酪農家の自死などをあげ、改めて命の尊さ、大切さを深く考えさせられました。また、無産者診療所からはじまった民医連の歴史を学び、社会情勢や民医連がめざす医療と照らし合わせながら、医学生に問いかけていました。
【学生の感想】
事前課題で、「いのちの平等とは」何かを考えた時に、自分にとってそのときは、みんなが同じ状態(金銭面や身体面)などと思っていました。今回つどいに参加して180度くらい考え方が変わりました。今、思う「いのちの平等とは」幸せを感じるというのは人それぞれだからその人自身の生き方や死に方を選ぶことができるという事だと思っています。だからわたしが医師になった時に患者さんに出来る事は、その人にとって最善の選択を与えることなのかなと思いました。
今回のつどいで学んだ事は、もっとたくさんの人とお話をしよう、ということです。一人で考えていると意見に偏りができてしまったり、その偏りに気づけなくなってしまっている自分がいる事に気づけました。多種多様な考え方があって、色々な社会状況や見方を知れました。それがとても楽しくてもっ色んな人の考え方を知ってみたい、という気持ちになりました。