2月16日(金)重信の学生サポートセンターで線路わきカフェ(学習会)を行いました。
学生4名の参加でした。
今回は冨長泰行さんによる『所得の再分配について』です。
まず、封建社会から資本主義社会へ移り変わり自由権と社会権が出来たこと。
初期の資本主義では自由競争により格差が拡大し、20世紀後半に民衆運動から福祉国家をめざす憲法25条が作られたこと。
1980年には新自由主義として規制緩和が行われたことなど歴史の話がありました。
次に事例やデータを用いた日本の格差現状が紹介されました。
ここから本番です。
「なぜ『所得の再分配』が必要なのか」から始まり、
所得の再分配の仕方4点
・租税制度による再分配
・社会保障制度のよる再分配
・労働保障制度による再分配
・優遇税制度による再分配)
今回はその中の社会保障制度による再分配について深めました。
税のあり方
①所得税
②法人税
③消費税
保険料のあり方
①医療保険
②介護保険
上記2項目のそれぞれの役割の説明と税収の推移、保険料負担金額の過去と現在の比較表を検証しました。
また、利益を求める民間保険と公的責任で行う社会保険を考え、最後に『私たちのめざす福祉国家像』で締めくくられました。
“福祉を削って軍事費に使われる”という記事を見る事があります。
次回は『軍事費と思いやり予算について』をテーマにしています。
一緒に社会学習しませんか?
愛媛民医連の奨学金制度では経済支援は勿論、学習の機会も提供しています。
★奨学金制度について>★