2/17(金)大阪民医連と愛媛民医連の合同企画として、「研修医による学習講座」を愛媛大学医学部 講義室で開催しました。学生は12名の参加。講師は、耳原総合病院 田下医師、西淀病院 佐藤医師、愛媛生協病院 水本医師です。
田下医師から、救命医療における実際の症例で、主訴・病歴・既往・バイタル・身体所見をもとにして、3つのグループに分かれてディスカッションしました。学生から、考えられる病名を次々に出していき、その病名に対して検査をするか・しないのか、処方のみとするのかを討議しました。
水本医師からは、実際の症例から、患者さんの隠れていそうな問題にアンテナをもっておくことが必要と説明し、家族は?仕事は?保険は?パッと見て「何かおかしいな」と思えるか、家に帰ったら同じことにならないか?を考えてほしい。またその人の生活を想像できるか?目の前にいる患者さんの尊厳が守られるのか?と訴えるように話をしていました。
最後に、担当者から愛媛生協病院、耳原総合病院、西淀病院の臨床研修病院の紹介もバッチリさせて頂きました。
《学生の感想》
・臨床でどのような決断をするか考えながら勉強する大切さを教えて頂きました。
・家族や生活背景、経済状況などの患者背景もみることが大切だと思いました。
・実践的なレクチャーで、将来自分が直面する現場の事を考えられました。
・色々な環境にある患者さん一人ひとりのことを考えなければならないと思いました。
・本当の治療とは、何かを改めて考えることができました。
大阪民医連&愛媛民医連合同企画「研修医による学習講座」
高校生医師体験
奨学生誕生!!!
昨年末に奨学金申請書類を提出愛媛民医連の奨学生になる決意をしてくれた愛媛大学医学部医学科の学生さんです。
1月の常務理事会・法人理事会で承認され、2/9県連理事会において確認されました。
愛媛民医連で1年ぶりの奨学生誕生です!!!
線路わきカフェ
2/3(金)愛媛大学医学部の近くにある学生サポートセンターで、定例の線路わきCaféを行いました。医学部医学科の学生が3名集いました。学生さんの要望で『介護保険制度』について学習しました。
講師は居宅介護支援事業所たんぽぽケアマネジャーの友澤さんです。制度の概要、仕組みや申請から認定まで、サービス利用の手順、医師が作成する主治医意見書について、丁寧にレクチャーしていただきました。その後、事例を基に個々でケアプランを作成しました。学生さんによると、大学では授業で軽く学習するくらいとのこと。事例の患者さん・ご家族にとってどういうサービスがいいのか、黙々と居宅サービス計画書の空白を埋めていました。作成した計画書の内容を相互に報告し合い、友澤さんからのワンポイントアドバイスでより深めることが出来ました。
将来、主治医意見書を書いている自分を想像してもらうことも出来ました。患者さん・ご家族の立場に立って考えるとても良い学びの機会となりました。学習会の後は、お弁当を食べながら和やかに交流しました。