みかんの国よりこんにちは~医師をめざすみなさんへ

愛媛民医連・愛媛医療生協による企画の報告や紹介を行うブログです。

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2018/1/17生活保護制度について

1月17日(水)重信の学生サポートセンターで線路わきカフェ(学習会)を行いました。
いつも参加の学生4名と新しく5年生1名の参加がありました♪
この5年生は参加学生さんと同じポリクリ(見学型臨床実習)班でした。

奨学生会議
今回は上城統士医師を講師に『生活保護制度について』です。
11月の勉強会で問題提起された『所得の再分配』を勉強する(2月予定)ための前段として、上城医師が担当されている、子ども2人を抱えたシングルマザーの症例を考えました。

学習会は上城医師の「今、僕が抱えている患者さんで、何が出来るか悩んでいます。何が出来るか一緒に考えてください」と始まりました。

診断や治療方針の紹介のあと、
「何が気になりますか?」

家族状況、経済状況、生活状況の紹介と経過が話され、
「この方の生活を支えるためにどんな手段があるのでしょう?」

と合間で学生に意見を求めながら進めていきます。

特に2人の子ども達に何が出来るかを考える中で
学生から
10月に学んだ制度が使えないか」
11月に行ったような子ども食堂は利用できないか」
など今までに学んだ事を活かした意見が出されました。

症例報告は続きます。
生活保護制度を利用することを勧め、当院のソーシャルワーカーと生活保護申請に行き受理されます。
しかし、その後本人が保護申請を取り下げてしまったと市より連絡が…
なぜ???

理由
①車を持てない、車を売るように促された。
車がないと子どもの通院が困難、
  親も自分名義の車で生活をしている。
②仕事をしないように言われた。
  仕事をしないと保育園を利用できない。

その後、なんとか仕事も決まり、就労収入と児童扶養手当で生活していく予定となった。

生保

次回のテーマは 
『そもそも所得の再分配ってなに?』です。


一緒に社会学習しませんか?
愛媛民医連の奨学金制度では経済支援は勿論、学習の機会も提供しています。
奨学金制度について>★

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2017/11/28 臨床推論~主訴 嘔吐~

本の症例の臨床推論では限界があり、実際の医療現場の症例で
臨床推論学習会をしてほしいとの医学生の希望から
久しぶりに愛媛生協病院の原穂高先生講師による学習会が開催されました。

愛大医学部4年生2名と水本潤希先生、職員4名が参加。


救急搬入された89歳女性患者さんの症例、主訴は「嘔吐」。
現病歴や問診・所見から考えられる病名を医学生たちが推測します。

臨床推論
「じゃ、次にどんな検査をする?」と原先生から質問。
学生さんが頭をフル回転させて返答。
それに対し「それは何を鑑別するため?」
病名や原因を突き止めていきます。

腹部
検査データ、画像も一緒に見ながら少しずつ解明されていきます。
腹部CTの画像から最後の推論。
大きな影は血液の塊か腫瘤か?
どんな風にCTを見ればそれが判明するかも一緒に考えます。

原医師より診断後の患者さんの治療、経過の報告がされ学習会は終了しました。

また学習会を計画する予定です。


奨学金のご案内
病院実習のご案内

2017/11/15子どもの貧困~まつやま子ども食堂代表の方と会う~

11月15日(水)松山市鉄砲町にある子ども食堂『そらいろのたね』へ学生4名、職員4名で
まつやま子ども食堂の代表でもある野中玲子さんのお話を聞きに行きました。


子どもの権利条約
子どもの貧困の実態をデータや症例の報告の後、子どもの権利条約の紹介がありました。

『母が元気で安定していることが子どもの笑顔を作る』という考えの下、シングルマザーの支援も行っているとのこと。
シングルマザーであることを負い目に感じる母が子どもを運動会に行かせない話、夫のDVから逃れるために、たびたび引っ越しを行った結果、転校の多かった子どもは大人になっても小学校低学年の知識しかなく就職が困難な話などの症例が話されました。

また、スライドで無職のひとり親世帯が働き始めると、日本に限っては所得が減るというデータの紹介があり、学生さんは大変驚いていました。「なんでこうなっているか、みんなに宿題ね」と言いながら、所得の再分配が上手くいっていない現状の話がありました。

まつやま子ども食堂の活動や関わっている方々の紹介、また寄付で食事が提供できていることの話のあと、まつやま子ども食堂は生活困窮者の相談窓口や食料支援物資の受け渡し場所であるものの対処療法でしかないこと、一方で市民の声を行政に届け、少しずつ社会を変えていく事の大切さも伝えられました。現在は4か月に1回の手当の支給を毎月支給にしてくれるよう請願をしているとのことでした。

食事
お話のあとは、有機食材を使った食事を皆でいただきながら質疑応答がありました。


野中さんから医学生の皆さんへのメッセージ
 『子どもや家庭の不穏に気づきやすい職業だと思います。
 どうか「あれ?」をないがしろにせず、
 「変だな」の感覚を信じて動いてくれるお医者さんになってほしいです。』


今回はお話を聞いただけでした。機会があれば子ども食堂にボランティアさんとして
参加しても良い経験になると思います。

2017/10/19 子どもの貧困~政府が行っている政策を考える~

10月19日 18:00~20:00 愛媛大学医学部の学生を対象に勉強会をしました。

前回に続き、学習のテーマは『子どもの貧困』です。
今回は、政府が行っている制度を考えました。
講師は同じく、愛媛生協病院の弘中ソーシャルワーカーです。

学習会

最初に、前回の復習を兼ねて、症例紹介と共に「親の貧困が子どもを貧困に陥らせる」といった貧困の連鎖について考えました。次に宿題にしていた「子どもの貧困に使える制度」について学生よりそれぞれ報告がありました。
調べていく中で、かなり複雑で分かりにくい制度だという実感があったようです。

弘中ソーシャルワーカーから制度の内容(教育支援・経済支援・生活支援・就労支援)の補足がされた後、制度を利用する際の様々な弊害について紹介されました。
ひとり親世帯へは毎年『ひとり親世帯のしおり』が送付されますが、しおりを読み込み自分でリサーチして申請しなければなりません。
教育支援はあるけれど、学校教員からの案内はありません。
就労支援はあるけれど、給付金をもらうには条件があります。

最も支援が必要な方達には届かない制度です。

「国は財政問題で払いたくないのかな」
「利用できる制度をコンサルトしてくれる窓口があればいいのに」
と感想が出ました。


愛媛生協病院では無料・低額診療事業の制度を実施することにより、子どもの貧困を発見し支援に繋がるケースがあります。
地域には、支援しにくい貧困を危惧し見かねた一般市民がはじめた『子ども食堂』があります。
次回はそこの代表の方のお話を聞く予定です。

2017/9/21 子どもの貧困~あなたのまわりにある貧困~

9/21(木)18:00~20:00 愛媛大学医学部の学生を対象に勉強会をしました。


月1回のペースで、学生さんの気になるテーマを取り上げ
勉強会をしています。


今回の学習のテーマは『子どもの貧困』です。

貧困を身近な問題として捉えるために、
サブテーマ『あなたの周りにもある貧困を考える』として、
愛媛生協病院の弘中ソーシャルワーカーを講師に迎えました。

弘中SW 貧困について学習

まず、それぞれの貧困のイメージを出し合いました。

「衣食住に困っている」
「おもちゃを我慢」
「大学進学を我慢」 など。

そして、自分たちが小学生だった頃、同じクラスに貧困の子はいたかな?
と記憶をたどります。
「そういえば、いつも同じような私服を着ていた子がいたな」。


次に、NPO法人自立生活サポートセンターもやいの設立者 
湯浅誠さんが言った「溜め」の考え方を学びました。

・金銭的な「溜め」
・人間関係の「溜め」
・精神的な「溜め」

「溜め」が無い人は
①教育
②雇用
③家族
④制度
⑤意欲
から排除され貧困が固定化するということ。

もし自分たちがある日突然交通事故に遭い
障害を持ったことで仕事ができなくなったとしたら?

自分たちにはどんな「溜め」があるかを考えました。

「親に相談する」
「貯金でやりくり」
「残った能力でできる仕事を探す」 など

子どもの貧困率や相対的貧困率、大学進学率など数字的な説明のあと、
目に見える貧困は少なく、目に見えない貧困が多くなっている
現状の紹介がありました。



「『溜め』がないと不測に事態に対応
できないため貧困になると分かった」

「クラスが高校受験に向けて頑張っている中、
全然勉強しない子や意欲が無い子がいた、
それは貧困によるものだったのかもしれないと思った」

貧困は自己責任ではなく、育った環境の影響が多い
と分かったところで、
「SDH(健康の社会的決定要因)の考え方だね」
と感想がありました。

学生勉強会

貧困に陥った場合に利用できる社会保障が色々あります。

次回はその内容を学びます。

線路わきカフェ

 2/3(金)愛媛大学医学部の近くにある学生サポートセンターで、定例の線路わきCaféを行いました。医学部医学科の学生が3名集いました。学生さんの要望で『介護保険制度』について学習しました。
 講師は居宅介護支援事業所たんぽぽケアマネジャーの友澤さんです。制度の概要、仕組みや申請から認定まで、サービス利用の手順、医師が作成する主治医意見書について、丁寧にレクチャーしていただきました。その後、事例を基に個々でケアプランを作成しました。学生さんによると、大学では授業で軽く学習するくらいとのこと。事例の患者さん・ご家族にとってどういうサービスがいいのか、黙々と居宅サービス計画書の空白を埋めていました。作成した計画書の内容を相互に報告し合い、友澤さんからのワンポイントアドバイスでより深めることが出来ました。
 将来、主治医意見書を書いている自分を想像してもらうことも出来ました。患者さん・ご家族の立場に立って考えるとても良い学びの機会となりました。学習会の後は、お弁当を食べながら和やかに交流しました。

キャプチャ

11/30(水)線路わきカフェ

 11/30(水)線路わきカフェを開催しました!学生4名が参加しました。初参加の学生が2名!テーマは「路上生活者および障害者の実状」、精神科の上城先生に話をして頂きました。実際に名古屋での路上生活者調査に関わった体験談を交えながら、路上生活者の中には、精神疾患、知的障害の方が6割いるが、社会から適切な支援が受けられていないと報告しました。また、上城先生が関わっている事例を紹介し、障害がありながらも支援を受けられず、困難を抱えている患者さんがいると訴えました。学生からは路上生活者の食生活による病気の影響や収入面の心配など意見が出ました。

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10/24(月)線路わきカフェ

10/24(月)18:00~20:00まで、サポートセンターにて線路わきカフェを開催しました。学生2名が参加。今回のテーマは「子どもの貧困」です。10月の全国つどいも「貧困」がテーマだったので、振り返りもしながら、意見交換しました。はじめにハートネットTV「生活保護世帯の子どもたち」を鑑賞し、感想を出し合い、次に事前課題で「子どもの貧困率」「子どもの貧困の原因」について学生が調べてきたことを発表してもらいました。
 学生からは「生活保護を受けていても解決できない問題(子育て、教育など)がある。」「子どもにとっては、貧困から抜け出すのは、大人より難しく、周囲の大人が気づいてあげる事が必要だ。」「家庭環境が悪いせいで、勉学が疎かになり、就職の選択肢がせばまれば、より悪循環に陥ると思う。」など感想が出されました。子どもには、周りの大人が必要だし責任があると感じました。

9/26(月) 線路わきカフェ

9/26(月)18:00~20:00 線路わきカフェ(奨学生会議)をしました。学生3名が参加。テーマは「貧困について」。はじめに2015年に放送されたNHK番組「老人漂流社会」を視聴しました。リストラや非正規雇用で、収入が激減し、親の年金に頼って同居している現実があり、親子共倒れになる内容で、学生から「親子で暮らして貧困になるとは考えてもみなかった」との感想。事前課題で学生2名に「生活保護」について調べてきてもらい、報告してもらいました。ケースワーカー一色さんからは、無料低額診療事業の困難事例を報告してもらい、「医療を受けるために何が必要なのか?」「残っている課題は何か?」など、一緒に考えてみんなで意見交換ができました。

2016-09-26線路わきカフェ

8/31(水)線路わきカフェ

8/31(水)線路わきカフェにて「医ゼミ報告会」を行いました。学生3名でしたが、実習に来ていた学生さんと原先生、上城先生も飛び入り参加して、賑やかな会になりました。医ゼミに参加した2名の学生から報告・感想がありました。「参加して、聞くこと、調べることによって、もっと自分の知識を深めていく必要性を感じた。」「3人が協力して分科会を出したが、次は一人で発表したい!」「新しい分野を知る機会になった」など。
分科会のテーマ決め、準備期間など、行けなかった学生さんから質問があり、学生間で交流ができ、次回の医ゼミに向けて盛り上がりそうです。
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堀内です☆愛媛民医連で医学生さんの担当をしています。学習会や実習、楽しい企画など様々なことを投稿します。皆さんの参加もお待ちしています。 

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